長崎移住の初期費用はいくらかかった? 東京からの引っ越し・家電・日用品まで、内訳を全部公開
長崎に移住した当時の私は、正直に言うと、いくらかかるのかをきちんと計算しないまま動いていました。
「行ってしまえば、なんとかなる」と勢いで引っ越しを決め、気づいたらお金に羽が生えて出ていく日々。
振り返ってみると、東京から長崎に移住したときの初期費用は、全部で約36万円でした。
この記事では、引っ越しから住まい、家電、日用品まで、実際にかかった費用の内訳を公開します。
「あれもこれも、思っていたよりかかった」というのが、私の正直な感想です。
これから移住を考えている方の予算を考える参考になればうれしいです。
金額はあくまで私の場合のものです。時期や物件、荷物の量で大きく変わるので、目安としてご理解ください。
この記事でわかること
- 東京から長崎への移住にかかった、初期費用の内訳と合計
- 費用の中で、どこが大きかったのか
- いちばん想定外だった「エアコン」の失敗談
- 初期費用の予算の立て方と、入居前のチェックリスト
初期費用の合計と内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 引っ越し費用(東京→長崎) | 90,000円 |
| 仲介手数料 | 10,000円 |
| 1か月分の家賃 | 15,000円 |
| 火災保険(1年分) | 18,000円 |
| エアコン(購入・工事代込み) | 120,000円 |
| 下見の交通費・宿泊費 | 100,000円 |
| 洗剤・日用品・米・調味料 | 約10,000円 |
| 初期費用の合計 | 約363,000円 |
これに加えて、レンタル家電が1年間で約100,000円かかっているので、1年目の合計は約46万円になります。
【私の補足】 費用の内訳を、割合で見てみると
こうして並べてみて、あらためて気づいたことがあります。
エアコン(12万円)、下見(10万円)、引っ越し(9万円)。この3つだけで、約31万円。初期費用全体の、およそ85%を占めています。
家賃や敷金・礼金を抑えられたのに、結果として大きな金額になったのは、この「住まい以外の出費」が大きかったからです。初期費用を考えるときは、家賃や敷金だけに目を向けず、引っ越し、下見、設備にいくらかかるかを、全体で見ておくことが大切だと思います。
【私の補足】 移住までの流れ
実際の流れを、時系列にしてみます。
- 長崎の下見(1回だけ)
- 高台の古い木造一軒家を選んで契約
- 10月に、東京から引っ越し
- 入居。エアコンはなし、外からの風と、家主さんが貸してくださった扇風機で過ごす
- 11月、寒さに我慢できず、エアコンを購入
大きなお金が動いたのは、下見、契約、引っ越し、そして11月のエアコンです。
① 引っ越し費用|90,000円
東京から長崎への引っ越しで、費用は9万円でした。
引っ越しは10月でした。春の繁忙期を外れた比較的余裕のある時期だったので、料金を抑えられたと思います。遠方への引っ越しは距離の分だけ高くなるので、時期を選べるなら、繁忙期(3〜4月)を避けるのがおすすめです。
荷物を減らせたことも、金額を抑えられた理由です。
- 冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジは、こちらでレンタルにしました。
- 家具はそもそも持ちませんでした。
- 持ってきた衣装ケースをタンス代わりにしています。
- 炊飯器や鍋、調理器具は、自分で持ってきました。
【私の補足】 遠方への引っ越しで、費用を抑えるコツ
私が実際にやったことを含めて、整理してみます。
- 時期をずらす:繁忙期(3〜4月)を避ける
- 荷物を減らす:持っていくものと、現地で借りる・買うものを、先に分ける
- 見積もりを比べる:複数の会社に見積もりを取って、料金と条件を確かめる(一般的な方法です)
- 荷造りをできるだけ自分でする:作業の範囲によって料金が変わる場合があるので、確認しておく
荷物を減らすことは、費用だけでなく、移住直後の気持ちの負担を軽くすることにもつながりました。
② 住まいの初期費用|約43,000円
私が長崎の新居に選んだのは、高台にある古い木造の一軒家です。
- 敷金:0円
- 礼金:0円
- 仲介手数料:10,000円
- 1か月分の家賃:15,000円
- 火災保険:年18,000円
敷金と礼金がなかったので、住まいの初期費用は思っていたよりも抑えられました。これは私が選んだ物件の場合です。物件によって大きく異なるので、参考程度にしてください。
【私の補足】 初期費用が安いときこそ、確認しておきたいこと
敷金・礼金がない、家賃が安い。それはありがたいことですが、見えにくい費用が、あとから出てくることがあります。私の場合は、エアコンでした。
契約の前には、次のことを確認しておくと安心です。
- 設備(エアコン、給湯器、換気扇など)の有無と状態
- 修繕が必要になったとき、費用は誰が負担するのか
- 退去するときの条件(原状回復の範囲など)
- 火災保険の補償内容
③ 下見の交通費・宿泊費|100,000円
移住の前に、長崎の下見を一度だけ行いました。
交通費と宿泊費で、合計10万円ほどです。東京からの遠方なので、何度も下見に行くのは難しい距離でした。それでも、格安航空券を買い、ビジネスホテルに泊まって、1回だけでも実際に歩いてみた経験は、あとで役に立ちました。
下見の費用も、移住の準備にかかるお金です。あらかじめ予算に入れておくと安心です。
【私の補足】 一度きりの下見を、無駄にしないために
下見は一度だけ、しかも遠方です。だからこそ、「何を確認するか」を、事前に決めておくことが大切だと感じています。
下見で確認しておきたいこと
- 家の設備(エアコン、給湯器など)の有無と状態
- 最寄りのバス停から家までの道のり(坂の傾斜も)
- スーパー、病院、薬局までの距離
- 夜の街灯の明るさ
- 携帯電話の電波と、ネットの環境
- ゴミ出しの場所とルール
私は、これを細かく確認できていませんでした。特に、エアコンの有無を確認しなかったことが、次の失敗につながります。
④ 一番の予想外|エアコンに12万円
初期費用の中で、一番想定外だったのがエアコンです。
入居したとき、家にはエアコンが付いていませんでした。私は最初、「エアコンなしでもいけるかも」と、無謀にも考えていて、レンタルすら考えていませんでした。
引っ越しは10月だったので、はじめのうちは、外からの風と、家主さんが貸してくださった扇風機だけで過ごしていました。ただ、風を通すために窓を開けておくのは、防犯のことを考えると、あまり良くないなと思っていました。
そして、11月に入り寒くなってきたころ、我慢できずにエアコンを買うことにしました。取り付けの工事代を含めて12万円です。
古い木造の一軒家は、思っていた以上に寒く感じました。定期的なクリーニングなどを考えると、レンタルではなく購入にして正解だったと思っています。
ただ、入居前に手配しておけば、寒さを我慢することも、慌てて買うこともなかったはずです。
引っ越すなら、契約するときに必ず「エアコンの有無」と「取り付けの手配」を確認してください。
【私の失敗談】 「我慢できる」と思っていた私
10月の長崎は、日中は過ごしやすい日が多かったのです。だから、「これなら、エアコンがなくてもなんとかなるかも」と、気持ちが緩んでいたのかもしれません。けれど、季節が進んで、朝晩が冷え込むようになると、古い木造の家は、外の寒さがそのまま入ってきます。扇風機を貸してくださった家主さんには、本当に助けられました。それでも、「これは、もう無理だ」と思ったのが、11月でした。
「エアコンは夏の暑さ対策」というイメージが、私の中にありました。でも、古い家では、冬の寒さもかなりこたえるのだと知りました。
【私の補足】 次は、こうする
- 内見・契約の時点で、エアコンの有無を必ず確認する
- ない場合は、入居前に購入か、レンタルかを決めておく
- 取り付けの工事は、日程が混み合うこともあるので、早めに手配する
- 古い家は、夏の暑さだけでなく、冬の寒さ対策も、同時に考える
⑤ 家電はレンタルを活用|年間約100,000円
エアコン以外の家電は、レンタルにしました。
- テレビ
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
選んだ理由は2つです。
- 引っ越しの料金が軽減される
- 故障などのトラブルに対応してもらえる
年間で約10万円なので、月にすると約8,300円です。まとめて買うよりも、移住直後の負担が軽くなりました。
ただし、長く使うほど支払いが積み重なります。「何年住むか」を考えて、購入とレンタルのどちらがお得かを、一度計算してみてください。
(レンタル家電については、別の記事で、選んだ理由や注意点を詳しく書いています。)
⑥ 家具はなし。洗濯干しと三段ボックスで暮らしている
家具は、ほとんど買っていません。
- 服は、室内洗濯干しにかけている
- 収納は、移住先から持ってきた三段ボックス
最初から家具をそろえようとすると、お金がかかりますし、坂の多い街で、あとから運ぶのも大変です。住みながら、「本当に必要なもの」だけを足していく方法でも、十分に暮らせています。
【私の補足】 「あとから足す」暮らしのメリット
家具をあらかじめ揃えなかったことで、私は次のようなメリットを感じています。
- 「本当に必要なもの」が暮らしてみてからわかる
- 初期費用を抑えられる
- 引っ越しの荷物が減り、運ぶ費用と手間も減る
- 住む家の広さや、間取りに合わせて選び直せる
最初から全部を揃えるより、「足りなくなったら足す」くらいの気持ちで始めるほうが、気持ちにもお金にも余裕が持てると思います。
⑦ 日用品・食料品|約10,000円
洗剤などの日用品や、お米・調味料は、移住してから購入しました。合計で約1万円です。
一方で、炊飯器、鍋、調理器具は、持ってきました。調理器具は、買い直すと意外と高くなるので、持ってきて正解でした。
【私の補足】 「持っていくもの」と「現地で買うもの」の分け方
私の経験から、分け方をまとめてみます。
- 持っていく:調理器具、炊飯器など、買い直すと高いもの
- 現地で買う:洗剤、米、調味料など、重くてかさばるもの
- 借りる:冷蔵庫、洗濯機など、大きくて運ぶのが大変なもの
重いものやかさばるものは、運ぶ費用や手間を考えると、現地で買うほうが得になることもあります。
初期費用を抑えられた点・膨らんだ点
こうして振り返ると、私の初期費用には、「抑えられた点」と「膨らんだ点」がありました。
抑えられた点
- 敷金・礼金がなかった
- 繁忙期を避けて引っ越しをした
- 荷物を減らした(家電はレンタル、家具は持たない)
- 調理器具は持ってきて、買い直さなかった
膨らんだ点
- エアコンを入居後に慌てて買うことになった(12万円)
- 遠方への下見にまとまったお金がかかった(10万円)
「抑える工夫」はできていたのに、「確認不足」で、大きな出費が生まれました。。
もう一度やるなら、ここを変えたい
- エアコンは、入居前に手配する。 寒さを我慢せずにすんだはずです。
- 下見のときに、設備を細かく確認する。 エアコンや給湯器の有無、状態をチェックしておく。
【私の補足】 初期費用の予算の立て方
これから移住する方に、予算の立て方を整理してみます。
1. 項目ごとに、書き出す
- 引っ越し費用
- 住まいの初期費用(敷金・礼金、仲介手数料、家賃、保険)
- 設備(エアコンなど)の費用
- 家電・家具(購入か、レンタルか)
- 下見の交通費・宿泊費
- 日用品・食料品
2. 「入居後に出ていくお金」も、入れておく
私の場合、エアコンは入居後に買いました。入居前には見えにくい費用です。
3. 予備費を確保する
見積もりより、少し多めに見ておくことをおすすめします。目安として、予算の1〜2割ほどを予備費にしておくと、想定外のことが起きても、慌てずにすみます。
入居前チェックリスト
契約から入居までに、確認しておきたいことをまとめました。
- エアコン、給湯器など、設備の有無と状態
- 設備がないとき、購入かレンタルかを決めたか
- 工事が必要な設備は、入居前に手配したか
- 修繕や退去時の費用負担を、契約書で確認したか
- 火災保険の内容を確認したか
- 引っ越しの時期と見積もりを確認したか
- 持っていくものと現地で買うものを、分けたか
- 入居の日に必要な最低限のもの(照明、寝具、トイレットペーパーなど)を、用意したか
- 予備費を確保したか
まとめ|初期費用は、予想より多めに見ておく
東京から長崎への移住で、私の初期費用は約36万円、レンタル家電を入れた1年目は約46万円でした。
家賃や敷金・礼金を抑えられたのに、エアコンと下見の費用で、結果的には大きな金額になりました。
「思っていたより、あれもこれもかかる」というのが、私の正直な感想です。余裕を持って、少し多めに見積もっておくことをおすすめします。そして、設備の確認は、「契約の前」にしておくこと。これが、私のいちばんの反省です。
移住前に確認したいことは、こちらの記事にまとめています。
