一人暮らしの家電は買う?借りる?地方移住で家電レンタルを選んだ私の体験談
引っ越しは、とにかくお金がかかります。賃貸の契約、荷造り、引っ越し業者の手配、そして家具や家電の購入。出費を考えるだけで、気が遠くなりそうです。
私は長崎へ移住するとき、エアコン以外の家電をレンタルにしました。
理由は大きく二つあります。
① 引っ越しの料金が抑えられること
② 故障などのトラブルに対応してもらえること
この記事では、私がレンタル家電を選んだ理由と、使ってみて思うこと、そして注意点をお伝えします。「家電は買うもの」と思っていた私が、なぜレンタルを選んだのか。新生活の家電選びに迷っている方の、参考になればうれしいです。
この記事でわかること
- 家電をレンタルにした2つの理由
- エアコンだけは買った理由(と、私の失敗談)
- 単身の新生活で、家電を何から揃えるか
- 購入とレンタル、どちらが得か(計算の仕方)
- 借りる前に確認しておきたいこと
理由① 引っ越しの料金が抑えられる
引っ越しの料金は、荷物の量で大きく変わります。冷蔵庫や洗濯機のような大きな家電を運ぶと、そのぶん料金も上がります。
レンタル家電は、新しい住まいに届けてもらい、設置までお願いできるサービスが多くあります。借りる前に調べてみると、購入の場合は、自分でやることがたくさんあると整理されていました。
家電を購入する場合
- 引っ越し業者を手配して、家電を運んでもらう
- お店で商品を選んで買う
- 配達に立ち会う
- 配線や組み立てをする
- 部屋の中に配置する
- 箱や袋を処分する
- (手放すときは)引き取り手を探す、または廃棄を依頼する
家電をレンタルする場合
- 注文する
- 引っ越しは、荷物を減らした状態でする
- 配達に立ち会う
- (契約が終わったら)回収に立ち会う
こうして並べると、手間の差は一目瞭然です。
【私の体験談】 荷物を減らして、身軽に
移住前の私は、荷物をできるだけ減らしたいと思っていました。遠くの土地への引っ越しでは、運ぶ荷物の量が、そのまま費用と手間につながります。大きな家電をレンタルにすることで、持っていく荷物がぐっと減り、気持ちの面でもずいぶん楽になりました。
理由② 故障などのトラブルに対応してもらえる
家電は、いつ壊れるかわかりません。購入した家電が壊れたら、修理に出すか、買い替えるか、自分で判断して、自分で手配する必要があります。
レンタルの場合は、故障したときにサポートを受けられるサービスが多いです。借りる前に調べてみると、使用中に突然壊れたときも、すぐに交換してもらえる安心感が、レンタルの良さとして紹介されていました。冷蔵庫が壊れた、怪我をしてベッドが必要になった、といった急な事態に対応する窓口を用意している会社もあります。
【私の体験談】 「壊れたらどうしよう」が減った
知らない土地で暮らし始めたばかりの頃は、近所に相談できる人も、家電屋さんの場所もわかりません。そんなとき、「故障したら連絡できる窓口がある」ということは、思った以上に心強いものでした。
新品か中古か、選べる
また、レンタル品は、新品または中古品を選べるサービスもあります。他人が使った家電を使いたくないなと思う方でも、安心してレンタルできます。中古は料金を抑えやすく、新品は気持ちよく使える。そんなふうに、予算と気持ちに合わせて選べるのも、レンタルのよいところだと思います。
エアコンだけは、自分で用意した
私が借りなかったのは、エアコンだけです。
今の家は、高台にある古い木造の一軒家で、もともとエアコンが付いていませんでした。
【私の失敗談】 「エアコンなしでも行けるかも」という無謀
当初の私は、無謀にも「エアコンなしでも行けるかも」と考えていました。そのため、エアコンのレンタルは全く考えていませんでした。長崎の蒸し暑い夏を知らないままの、甘い見通しです。
けれど、暮らしてみて、やはりエアコンは必要だと判断し、あとから自分で用意しました。ただ、今は買って正解だったかなと思っています。エアコンは、定期的なクリーニングなど、長く使ううえでの手入れのことを考えると、自分のものにしたほうが気兼ねなく扱えるからです。
「借りるか、買うか」を考えるポイント
なお、レンタルサービスの中には、エアコンや扇風機を借りられるところもあります。エアコンのない住まいに移るときは、「借りるか、買うか」を、一度比べてみるのもいいと思います。
- 長く住む予定なら、買ったほうが、トータルの費用を抑えやすい
- 手入れや掃除を気兼ねなくしたいなら、自分のものにするほうが安心
- 住む期間が短い、または読めないなら、借りるほうが身軽
- 設置の工事が必要かどうかも、確認しておく
単身の新生活、家電は何から揃える?

家電を一から揃えるとなると、「何が必要なのか」で迷います。借りる前に調べてみると、単身のワンルームに向けた家電の目安が紹介されていました。内容をもとに、考え方をまとめてみます。
冷蔵庫
自炊の頻度で選ぶと、考えやすいです。飲み物を冷やすくらいなら小さめ、たまに料理をするなら中くらい、頻繁に自炊するなら大きめ。大きめのものには、霜取りが自動のタイプもあります。
洗濯機
週に2〜3回使うくらいの一人暮らしなら、小型の全自動洗濯機で足ります。洗濯から乾燥までお任せできる、ドラム式の洗濯乾燥機もあります。小型でも、設置場所の確認は欠かせません。
テレビ
ワンルームや1DKなら、あまり大きくないものでも、必要十分とされています。置き場所のことも考えて選びます。
電子レンジ
温めるだけでよければ、単機能のもので十分です。
あると便利なもの
- 照明(備え付けがない部屋では必須)
- ガスコンロ(都市ガスかプロパンガスかを、先に確認する)
- 電気ケトル、炊飯器、掃除機
- 暖房・冷房器具
引っ越し初日の夜に困らないために
借りる前に調べてみると、引っ越し初日の夜を真っ暗な部屋で過ごすことになりかねない、という注意もありました。照明、カーテン、寝具など、「その日の夜から必要なもの」を先に押さえておくと安心です。
レンタルのメリットと注意したいこと
ここまでメリットばかりを書いてきましたが、レンタルにも注意点があります。
メリット
- 初期費用を抑えられる(特に、中古品のレンタル)
- 配送から設置まで、お任せできる
- 故障したときのサポートがある
- 退去するときに、処分や運搬の手間が少ない
注意したいこと
- 長く使うと、購入より割高になることがある
- 借りているものなので、自分のものにはならない
- サービスによっては、配送できる地域が限られる
費用の目安
借りる前に調べてみると、テレビ、冷蔵庫、全自動洗濯機、電子レンジの4点を比べた試算が紹介されていました。購入すると、本体代と処分にかかるリサイクル料金を合わせて、約9万3700円。中古の4点セットを1年間レンタルすると、4万9900円という内容です。
ただし、これは業者自身による試算で、中古品の1年契約という条件での話です。2年、3年と使い続けると、結果は変わってきます。
自分で計算してみよう
購入とレンタル、どちらがお得かは、住む期間で変わります。次のように、簡単に計算してみてください。
- レンタル: 月々の料金 × 住む予定の月数
- 購入: 購入代金 + 手放すときの処分費用(リサイクル料金など)
そのうえで、「故障したときの修理・買い替え費用」や、「引っ越しで運ぶ費用」も、あわせて考えます。長く使う予定なら、購入のほうが安くなることもあります。
どんな人にレンタルが向いているか
私の経験から、レンタルが向いているのは、次のような人だと思います。
- 引っ越しの荷物と費用をできるだけ減らしたい人
- 転勤や短期滞在など、住む期間が決まっている、または読めない人
- 初期費用をとにかく抑えたい人
- 家電が壊れたとき、自分で対応するのが不安な人
反対に、同じ家で何年も暮らす予定で、新品の家電を長く使いたい人は、購入のほうが合うかもしれませんね。
家具・家電を揃える方法はほかにもある
家具・家電を安く揃える方法には、レンタルのほかにも、次のようなものがあります。
- フリマアプリや中古ショップを使う 安く買える一方、傷みがあったり、保証がなかったり、自分で運ぶ必要があったりします。
- 知人や家族に譲ってもらう お金がかからないことが多いですが、タイミングや好みに左右されます。
- 家具・家電付きの物件を選ぶ すぐに生活を始められる反面、家賃が割高になりやすく、壊れたときの対応が貸主次第になることがあります。
- アウトレットやセールを狙う 新品を安く買えますが、時期を逃すと損で、選べる商品も限られます。
それぞれ、メリットと注意点があります。大切なのは、自分の暮らし方(住む期間、予算、車の有無など)に合った方法を選ぶことです。私の場合は、「引っ越しの負担を減らしたい」「壊れたときの不安を減らしたい」という二つの理由から、レンタルを選びました。
借りるときに確認しておきたいこと
- 自分の住む地域に、配送や設置をしてもらえるか
- 契約期間と、期間ごとの料金
- 契約を延長したいとき、手続きはどうなるか
- 故障したときの連絡先と、対応の範囲
- 契約を終えるときの、回収の手順
- 届ける家に、設置できる場所があるか(特に、洗濯機や冷蔵庫)
- 家までの道や玄関に、荷物を運び入れられるか(坂道、細い道、階段など)
長崎のように坂が多い街では、荷物の搬入経路も大切です。住まいの前まで、大きな荷物を運べる道があるかどうかを、事前に確認しておくと安心です。
まとめ|自分に合った揃え方で、新生活を軽やかに
私は、エアコン以外の家電をレンタルにしました。理由は、引っ越しの料金を抑えたかったこと、そして、故障したときに対応してもらえる安心感を求めたことです。
エアコンは、当初「なくても行けるかも」と思っていた私の見通しの甘さもあって、あとから自分で用意しました。結果的に、手入れのことを考えると、買って正解だったと思っています。
ただし、レンタルが誰にとっても一番お得とは限りません。長く使うなら割高になることもあります。大切なのは、住む期間や予算に合わせて、自分に合う方法を選ぶことだと思います。
これから地方移住や引っ越しを考えている方は、家具や家電をどう揃えるかも準備のひとつとして、考えてみてください。
